White Lovers

白い世界に魅せられた社会人(記憶力低め)

阿部くんお誕生日に捧げる愛と青春キップの良くも悪くも個人の感想です!

阿部亮平くん25歳のお誕生日おめでとうございます!

ってなわけで、愛と青春キップロス真っただ中で、ぼーっとしてたら誕生日を迎えてました(笑)

 

色々感想書いたりしてたのを、中途半端にしているままではだめだなって思ったので、どうにかこうにかアップしたいと思います。

タイトルからして気付く方もいるかもしれませんが、感想書くにあたってちょっといいことだけを述べられる内容ではなかったので、私自身はその部分も楽しい見解に変えながら見ていたつもりなんですが、見ようによって批判だと取れると思うので否定されるの嫌な人はバックプリーズ!

 

 

 まず一番に言いたいのは、阿部くんの歌がとにかく上手くなってる!!!

ってところ。元々、声が細く声量がなかったのがずっと気になってて、出し方を変えればすぐに変わりそうだなぁと思っていたのですがそもそもジャニーズはボイトレをする事務所ではないので、そこを本格的にやるなら個人でレッスン受けるしかないんだろうけど、だがしかし今までそれをしてきてないね!ってのがよくわかりました(笑)

OPの最初のソロでしっかりと声聞いた瞬間にびっくりしました。声の伸びが全然違う。その能力今まで育ててなかったのもったいなくない??って思うくらいには違いました。きちんと腹式で声が出せてるから、音もそれに伴って安定していて、今までの声の細さと不安定さがどこにもなくて驚いた。

本人もすの日常で「歌の特訓をした」的なことを書いているから、劇中の歌おうのソロが特にそれをさせたのかな、と見ていて思いました。歌いだしも歌のほぼ全部も阿部くんが中心となって歌っていて、音の安定感に感動しました。

今回は阿部くん演じる修一くんはポジティブでみんなが暗く沈んでる時でも明るく前向きに物事を考える人。パンフレットの対談でも話していたけど、普段の阿部くんとは少し違うな、と感じたけどそのギャップ分、逆に演じやすいかもな~という気はした。でも本人は誓約をつけていて「現場で落ち込まない」っていうのを決めて現場に向き合うことで、修一を心から理解しようとしていたんだなと感じました。

それからポジティブで明るい分、人一倍声が大きい(笑)ボリュームだけでなく、テンション的なものも大きいのであれを保つのがしんどうそうだなって思ったし、私が最初にいったほぼ中日で声がガサガサしてる部分があったから、頑張ってるんだなってのが見えた。のと、同時に歌う時は上手くお腹から声出せるようになったのに台詞の時はできないんだろ?という疑問も(笑)過去の少年たちでも時折声がかすれてる時があったから、ここはまだまだ成長できるポイントだな~と思うので、頑張ってほしいです。

あとはテンション高めの役だからこそ、そのテンションのままじゃない部分をもっと違う空気が出せるようになったらいいな~と思います。ただポジティブな人から、深みのあるポジティブに出来ればもっとメインキャストっぽかったかな~。って思ってたんですけど、後半になると遭難シーンでみんなを励ましながらも震えていたり、弱気になる亨くんを見て悲しさか悔しさか負の気持ちで震える修一くんが見えてきて、そのポジティブがただのポジティブではないのがわかって嬉しかったです。

 

お話に関しては、以前同じ脚本家さんの舞台を見に行ったことがあったのでテイストはなんとなく想像できていたのですが、想像以上の唐突さがヤバいと私の中で話題に(笑)

脚本で気になる点はいくらでもあったし、演出でカバー出来そうなところも多々あったので提供側にも受け手側にも想像力がめちゃくちゃ必要な舞台になってました。

個人的にどーしても納得できないのが、優が突然優子ちゃんを追いかけるところ。

全然ネタバレ見ずに入ったら、当たり前ですが人間関係を今自分が見ているストーリーだけで構築しながらお話が進むのを見届けていくわけなんですが、まさか優が優子ちゃんに関わるとはその時点まで微塵も感じてなかった・・・。一応、初見は立ち見だったし、回数もたくさん見られるわけでもなかったので最初は全体を満遍なく見よう!としていたつもりだったのに、その予兆がどこにもなかったから本当に驚いた・・・。あれは脚本上もだけど演出で船上で一方的でもいいから優が優子ちゃんも見つけていたり、島にいってからももっと優は優子ちゃんを気にしていてほしかったな、と思いました。台詞がない部分での人と関わるお芝居って難しいよね・・。

基本的に足りない部分は、勝手にあれこれ裏設定をお友達と決めて見てたので2度目以降の観劇は勝手に作ったストーリーで感動するシーンとかあって面白かったです。

そういえば前に見た舞台「ガラスの仮面」で、大女優を目指す主人公の演技を見た誰かが「観客が想像する余地を残している」的な評価をしている場面がありました。その時は、わかるわかる、そういう舞台って面白いよね。って思ったんですけど、それにしても想像する余地というかもはや妄想で補っている舞台に出会うとは思いませんでした(笑)でもこちらはジャニオタで、ジャニーさんが作る不思議な世界観と対峙してきたからこそ、意味の分からなさを受け止める心は出来てたので特に問題はないです(?)ジャニーさんは思いついたら即内容変更する人なので、タレントもそれに対応する能力を鍛えてましたが、これで鍛えられてたのはタレントだけでなくオタクもだったんだなって実感しました。

 

ジャニーズ出てるとそこばかりに目がいきがちなんだけど、今回は周りのキャストさんのすごさにも圧倒されたな~。静さんがステージに出てくるとぶわっと華やかになるし、吉野さんはコミカルなところと気持ちを訴えるところの緩急がすごい。ベテランお二人のシーンが正直一番感動した。安定感って大事だよね~。

それから涼子ちゃんの表現力がすごくて、踊ってる時の涼子ちゃんには特に目が行ってしまう。りっちゃんや優子ちゃん、ミエちゃんレイちゃんが踊ってるところにダンサーチーム3人が混ざる瞬間の涼子ちゃんの表情がよすぎて泣いた。その表情見た瞬間に私には涼子ちゃんのダンスが大好き!!って気持ちが伝わりすぎて普通にぽろぽろ涙が出てきた。涼子ちゃんがその気持ちを思い出してくれてよかったなって思います。

 

カンパニーの皆さんがすごくすごく仲良くて、それが慣れ合いとかではなくお互いの実力を認め合ってひとつの作品に向かうパワーが同じだけある、というのがすごく伝わってきて、最後の君の未来で伝わってくるパワーがとてもよかったよね。あのシーン何度も見たくなる。

 

初めての外部舞台、初めての座長という立場、その経験を愛と青春キップでしたことが本当によかったなって思います。

 

この愛と青春を次へのキップにして、25歳の阿部くんにもたくさん嬉しいことが舞い込みますように。