島はぼくらと
夏休みに地元の友人たちとボーリング3ゲームしたら、
何故か右足の内腿の筋肉痛が二日遅れでやってきました。。。
これが老いか。。。。
さて、そんな中読書感想文です。
瀬戸内海に浮かぶ冴島を舞台に、
朱里、衣花、新、源樹、4人の高校生を中心とした物語。
Iターンも盛んな冴島にある時、”幻の脚本”を求めて霧崎と名乗る男が現れたことから日常とは少し変化がおこる島を描く。
朱里が源樹へ抱く想いとか、掴めないキャラクターの源樹が実はしっかりと朱里の事を見てるとか、それを衣花はよく知ってる(言わないけど)と、最初から最後まで鈍感な新とか、もーとにかく4人が4人ともそれぞれ魅力的だった。
普通にいる”幼馴染”とはまた違った、”4人しかいない同級生”だからこそ生まれる絆と、
島だからこそ生まれる問題等が、とても自然に描かれていた。
出てくるキャラクターがみんないい人で、みんな優しくて、
というわけではない、ところが日常的だと思わせられるひとつだ。
それも、全員が嫌う”悪”ではなく、
ある人は苦手な部分があるけど、ある人はそれを知らない。
完璧に悪者ではないけど、でもやっぱり納得できない部分はある。
そこが人間らしさを引き立たせ、”どこにでもある”話を作っていた。
おわり。