White Lovers

白い世界に魅せられた社会人(記憶力低め)

水族館ガール

 誰だっけ月に1冊は感想書くっていったやつ

 

私です、すみません。

 

水族館ガール (実業之日本社文庫)

水族館ガール (実業之日本社文庫)

 

 

 

市役所勤めの由香が突然配属を命じられたのが「水族館イルカ課」。

飼育の知識はもちろん、水族館事態の知識すら乏しい由香の先輩は

イルカ飼育に対する誇りはあるが、

人間とのコミュニケーション能力に乏しい、梶だった。

そんな由香が飼育員として成長していく姿と、

梶との恋愛模様を描いた物語。

 

イルカの愛らしさを表現する描写がよく、

特に由香をおちょくる姿は読んでいて微笑ましい。

そんな愛らしさもありつつ、

時には死にも直面したり、水族館の体制や人間関係を見て

飼育員として、職員として成長していく由香の姿は、

同じ働く女として、考えさせられるところがある。

 

ただ、これに恋愛模様も混ざると、

2人の距離感がじれったいのと、日常の中でじわじわ距離感が近づいているからか、

読んでいて面倒くさくなる。

いい歳した2人が中学生みたいな距離感の縮め方だからか、

どうにも面倒くさい。

あ、でも距離感というかなんとなく相手への行為が

夢で現れるのは面白かった。

ただ、毎回だとちょっとくどいというか、

中学生感が増している感じ。

 

2もあるみたいだけど、たぶん読まないかな~